よそみ余所見

余所見は、見たり聴いたりした事と、それについて考えた事などを書くウェブサイトと紙の雑誌です。

第1号(249版)
2017年10月19日 16時40分33秒 発行

定点観測メモ/梅田哲也 

掲載日:2010-12-12 18:20:26

【定点観測メモ/梅田哲也】みんなのストーブ(米子匡司)

定点観測メモは、ある期間のあいだ、あるひとつの人やできごとを追って、そこで起こるできごとについて定点観測的に考える企画です。
ここに集まったテキストやその他の記録は、観測期間の終了後に再編集を行い、まとめられる予定です。
定点観測メモ第一回は、2010年7月1日から12月31日にかけて、梅田哲也さんを観察しました。

みんなのストーブ 米子匡司

新宿で、女性車両に反対する演説を聞きながら切符を買って、渋谷で乗り換えて代官山へ。

イベントの開演は15時からで、会場は以前も「みんなの氷」が開催された、代官山のsedona催事場というスペース。大きなところです。
設置された楽器類は会場に散っていて、観客はダンボールに座っていて、頭上には大きな風船が浮かんでいます。ほんとに大きな風船。この風船は休憩時間中に割れてしまいました。

なんといっても今日の目玉は微々ちゃんという人でした。
彼女は、お母さんのバイオリンと、テニスコーツと一緒に「タマシー」という歌を歌います。賢そうな可愛らしい子で、両親とも音楽をする環境もあってだろうけど、どうにもすばらしい作詞家です。

そのお父さんはウォン・ジクスーさんという方で、この日はこの家族が何とも素晴らしく、ウォンさんの娘さんの可愛がり方が面白くて、「おまえ自分の事かわいいと思ってるやろ」とかなんとか、自分の娘によくわからない絡み方をするんだけど、家族への愛情がこぼれ出していて、そういうのはもう見てて幸福感がありますね。

歌の中に、

たましい、たましい、たましい。

というリフレインがあって、彼女のお母さんまーやんさんのバイオリンとテニスコーツの演奏と、僕の位置からではちょうどその向こうに見えるウォンさんが誰よりも体を動かして乗っているのが、なんとも良い光景でした。



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