よそみ余所見

余所見は、見たり聴いたりした事と、それについて考えた事などを書くウェブサイトと紙の雑誌です。

第1号(249版)
2017年10月19日 16時40分33秒 発行

連載記事 

掲載日:2010-12-21 06:31:26

【連載記事】クロスレコメンドラウンジ第2回 「”買う” ワクワク感は自分磨き! アートからファッションまで」(永田芳子)

クロスレコメンドラウンジ第2回 「”買う” ワクワク感は自分磨き! アートからファッションまで」 永田芳子

【ファッションとファッション周辺の様々なテーマ(本・音楽・アート・旅・料理・仕事 etc.)について、参加されるお客様自身がそれぞれのお薦めのアイテムやエピソードを持ち寄り、互いに語りあう参加型サロン。毎回のテーマに合わせ、主に関西で活動するクリエイターを招いてのトークライブも行います。】・・・・阪急メンズ館サイトより抜粋



アートコレクターとしてのおかけんたさんを招いたトーク。知人に誘われたので行ってみた。サロンとかラウンジと付いているのでてっきり穏やかな座談会かと思っていたのだが。


定刻に開始、とほぼ同時に参加者のだれかが風邪をひいていたようで、咳だかクシャミだかをした。逃さずおかさんがそれを拾い、効果のあるうがいの方法をレクチャー、さっとお客をつかむ。
そこからは百貨店を考慮した小ネタであろう「買い物の時店員につかまらず、かつ双方気分良く去るコツ」や、少々癇症で虚弱だった子供時代に病院で見た東郷青児の思い出、仮面ライダーカードの交換で「集める行為の気分」「物に付随する価値と変動」を知ったことなど、本題の買い物とアートについて順良く話していく。ただ、それが会場を歩き回り、ほとんど座ることなく進められるのでまるで独演会のよう。買って持つことのマニア的な快感、手に入れた1点から徐々に視線や意識が広がっていくくだりは身振りもあってかなりの疾走感。もちろん例の「ええ声」も合間にちょいちょいと入れる。収集はアート作品に限らず眼鏡やレコードほか多岐にわたり、ほんとに買い物好きなんだなと思う。
傍にいた司会者はうなずき役代表、という感じになっていたがあのシャベリの勢いを止めるくらいなら、いっそその方がいい。


おかしかったのは、画廊界隈ではコレクターで通ってしまっているので、とっておきの作品を薦められ、しかもそれが好みを突いていたりして買わずには引けない事も多いそう。私には絶対にありえない事態で、名のある人、通な人はその辺り大変そうだなぁと思ったり、でもそれで滅多に見られないものを見られるなら少しうらやましい気もしたり。
終盤は、現代美術からさらに自分の見聞を広げてくれるものとして古美術、骨董を観だした最近の話で終了。
2部はお客が持ち寄った何かしらの作品をそれぞれ紹介しあう。シルクスクリーン、自作のネックレス、岡本太郎のオブジェが作中登場するマンガなどさまざまで、それらについておかさんが尋ねたりエピソードを語ったり。全体は2時間30分、アートをテーマに据えてあってあんなによく笑うトークは初めてだった。



終演後、梅田の幸福飯店で数名と食事。やっぱり芸人さんは腕が違うねと感心しきり。カエルのから揚げを山椒(?)で味付けした料理がおいしかった。こちらも食べたのは初めて。


余所見