よそみ余所見

余所見は、見たり聴いたりした事と、それについて考えた事などを書くウェブサイトと紙の雑誌です。

第1号(249版)
2017年10月19日 16時40分33秒 発行

定点観測メモ/梅田哲也 

掲載日:2011-01-01 21:11:11

【定点観測メモ/梅田哲也】中尾さん祭り5回目(ひろゆりか)

定点観測メモは、ある期間のあいだ、あるひとつの人やできごとを追って、そこで起こるできごとについて定点観測的に考える企画です。
ここに集まったテキストやその他の記録は、観測期間の終了後に再編集を行い、まとめられる予定です。
定点観測メモ第一回は、2010年7月1日から12月31日にかけて、梅田哲也さんを観察しました。

中尾さん祭り5回目 ひろゆりか

少し雨の降った日。遅れてFLOATに着く。雨が降ると、やはりここは冷える。

1階での中尾なんとか通りによるセッションが終わったあと、今度は2階でふいごの演奏inコタツ。なごやか。その間、梅田さんは1階にてセッティングをしている。


2階の演奏が終わり、みんな下に降りてくる。
開始直後、いきなりショートする。でも、動揺したのは観客だけで、梅田さん自身は「しちゃった」という感じで、淡々と調整。

梅田さんは姿を見せない。
中尾さんが管楽器や打楽器を操り、江崎さんも楽器や石やいろんな物を使っている。奥にあるシャッターから、見覚えのある、ヌンチャク式の釣竿が顔を出す。釣竿がスーパーのビニール袋を弄ぶ。
江崎さんの貝殻や、いつもの3連貯金箱も姿をみせる。

写真の角度からもわかるように、今回私が陣取った場所は隅っこだったので、会場全体を俯瞰できない。見る場所によって、視覚的にはもちろんだけど、音の感じ方、伝わり方が変化しそう。
梅田さんが色んな物を使うことによって生み出す音に、会場にいる人は耳をすます。普段よりも注意深く。かすかな物音に対して集中しようとするとき、目をつむる人もいるけれど、目をつむるのはもったいないと感じる時もある。今回のように(いつもだけど)、空間の中を物が行き来して音が生み出される場合。もちろん、音だけで想像する楽しみもあって、会場にいる人たちの表情をみると実に様々な表情をしている。

シャッターの奥から、梅田さん本人は姿をみせないまま、シャッターの奥からは色んな物がでてくる。私の見ていた位置からは、ゴソゴソしてる姿が見えてしまう。興ざめにはならないけれど、真ん中、もしくはシャッター付近でみている人の方が面白いのではないかと羨ましくなった。

終盤、シャッターをガラガラ、と閉めて、表側から、再登場した梅田さんは、お気に入りの停電EXPOのつなぎのジッパーであそびながら、中尾さん江崎さんとアイコンタクト。「終わる?」と小声で相談して、終わった。

この時は本当に見る位置を間違えたなぁと思った。ひとつの楽しみ方としては、面白かったけど。
中尾さん祭り、コンダクターは中尾さん。どういう風に絡みあっているのか、もう少し見れたらよかったな、と。


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中尾さん祭り5回目
2010年11月19日(金) 19:30くらい - (開場19:00)
会場:安治川FLOAT
出演:LOW FISH (船戸博史:コントラバス、関島岳郎:テューバなど、中尾勘二:管楽器や打楽器)
ふいご (古池寿浩:トロンボーン、中尾勘二:サックスやクラリネット、関島岳郎:テューバ)
中尾なんとか通り (中尾勘二:管楽器、みやけをしんいち:ソプラノサックスとか)
中尾勘二(管楽器や打楽器?) × 江崎將史(トランペット) × 梅田哲也(自作の何か)
http://float.chochopin.net/event.php?day=20101119





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