観察をパフォーマンスする/パフォーマンスが崩壊する WS2回目 後半 ひろゆりか 京都精華大学公開講座GARDEN 『観察をパフォーマンスする/パフォーマンスが崩壊する』 http://www.kyoto-seika.ac.jp/garden/2010_late/g03.html 【第2回】 11月20日(土)14 : 00 〜 18 : 00「制作 1 /観察する」 14時半から山に行き、下山・休憩したのは16時すぎ。広いミーティングルームのようなところに戻ると、お菓子や飲み物など、つまめる物が沢山あった。そういえば、今回の持ち物に「たぶんお腹がすくので、何か軽く食べるもの」とあった。私もおにぎりをつくっていった。 後半はミーティングと簡単なワークショップをする。 最初の15分は、前回のWSの様子を撮った映像をみる。ボールを投げている。 「演じないこと」、偶然性から生まれる動きを導く為のワークをすることに。 梅田チームとgonzoチームに分かれる。 梅田チームでは、車座になって、ひらがなを一文字ずつそれぞれ言っていく。それが何かの言葉になるまでつづける。となりの人が次はこうつなげるであろう、と願って、発語されていくも、それが裏切られたりする(ルール、間違っていたらすみません)。予測できないことの面白さ。自分の氏名の文字が出たら、リセット。途中、スキップ機能も発動される。 梅田チームの中でも、ペさんという方は「妖精」として、室内で好き勝手なことをしている。 誰かが何かをしていても、自分のルールに固辞した動きを続ける。 後半から梅田さんも釣竿で遊んだり、好き放題し始める。 対するgonzoチームは、神様ごっこ。ロープで室内にいる人を捕まえてきて、台上に寝かせ、願い事を言わせる。叶えられない願い事なら、台上から放り出される(文字通り)。叶えられる願い事なら、それらしき事をしてもらえる。 梅田さんも途中捕まり、「宇宙遊泳」と言ったら、youtubeで宇宙っぽい映像をみながら皆にかつぎあげられていた。 「空気を読む」、という言葉があるけど、今回のWSは「空気を読み換える」ように見えた。ある個人の意志や希望という偶然性に頼って、皆で行動や動きを導きだしていく。でも、人数が多いので、その行動にはそれぞれズレが起こってくる。そのズレが面白く、いわゆる「演じる」というところから離れて、思いがけなくプッと笑ってしまったような、そういう自然な動きが出てくる。 結局、この後半のWSがどうつながっていったのか見れずじまいなのだけど、この過程をみるのが面白かった。完成されたものより、完成される以前のものの方が面白く、見る意義と愉しさを感じるのは、私のなのか、世間の最近の風潮なのか・・ このあと、スタッフの高山さんが豚汁をつくってきてくださった。 ロケハンをすると聞いていたけど、用事があり途中で帰ってしまった。次回は何か持ってこよう、ということで終わる。どうなったんだろう。