よそみ余所見

余所見は、見たり聴いたりした事と、それについて考えた事などを書くウェブサイトと紙の雑誌です。

第1号(249版)
2017年10月19日 16時40分33秒 発行

連載記事 

掲載日:2011-09-27 12:45:53

【連載記事】小山先生のアレ(藤井菜摘)

小山先生のアレ 藤井菜摘

専門学校時代の学校関係の集まりのお酒の席があるというので参加してきました。

私の通っていた専門学校には「アシスタントスタッフ」という学校のイベントやら先生の仕事やらのサポートをする生徒会のようなものがあって、そのOB会という感じの会でした。私はその会の人ではありませんでしたが、友達から誘われてその周辺の人でも参加していいとのことだったので、おいしい話しでもころがってないかと参加してみることにしたのです。
第一ビルの地下にある「百番」という居酒屋での開催でした。総勢40人から50人くらいで、生徒は私の学年を基準にいうと、上が3年、下が6年くらいの世代。先生も何人かいらっしゃいました。4年のときの担任の先生がいらっしゃって、お会いするのは卒業以来だったのですが名前を憶えていてくださって、とても嬉しかったです。専門学校の先生は1人の先生をのぞいて特別親しいわけでもなかったので憶えていらっしゃらないかもしれないと思っていたのです。
会全体でいうと直接面識のあったのはその先生だけでした。あとは、全然知らないか、顔を見た事あるなぁという程度です。昔から、上下の繋がりを築くのが不得意で、学生時代の先輩とか後輩とか繋がりが全くありません。不得意、というかそういう上下にわたったコミュニティーに属したことがないからかもしれません。
何かと思うところの多い会だったのですが、一番衝撃だったのが、小山先生のパフォーマンスでした。宴もたけなわになってきて、幹事の方が「ではそろそろ、小山先生のアレをお願いします!」というようなことをおっしゃって、開場がざわつきました。すると小山先生がおもむろに中心にやってきて挨拶的なことを述べた後、「頑張ってるかー、と言いましたら、オー!とお願いします」というようなことを言いました。その後、なんて言ったらいいんやろ、あのアニマル浜口とかアントニオ猪木とかがでかい声でかけ声をかけて聞いてる人がそれに答えるというような応援(?)みたいなパフォーマンスが始まりました。内容が今でも脳裏にやきついてるのですが、「がんばってるかーー?!!がんばってるかーー?!!文○がなんじゃい!!マロ○エがなんじゃい?!!上○がなんぼのもんじゃい!!モードが一番なんじゃい!!!社会でて暴れたれやぁ!!!」というようなことを震えながらドスのきいた声で、ヤクザか一世風靡セピアかというような勢いで叫ぶのです。じゃいじゃい叫ぶのです。このパフォーマンスの衝撃はすごかったです。何が衝撃だったかというと、最近見たどのパフォーマンスよりエネルギーがでかかったのと、その内容が他校に対抗するような形での自校賛美だったことです。私も、私の周りの同級生からも、あまりスクールアイデンティティというようなものを感じたことがなかったので、そういうものをあからさまに見せられてびっくりしました。しかしながら、そんな私でも拳をあげて「オーッ」とかけ声をかけずにはおられないほどのエネルギーだったのです。
とてもインパクトのあったパフォーマンスなのですが、おそらく関係者しか見られないのでみなさんにおすすめできないのが残念です。世の中には、こういった名も無い名パフォーマンスもたくさんあるんでしょうね。


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