よそみ余所見

余所見は、見たり聴いたりした事と、それについて考えた事などを書くウェブサイトと紙の雑誌です。

第1号(249版)
2017年10月19日 16時40分33秒 発行

連載記事 

掲載日:2011-12-06 20:55:03

【連載記事】BLACK MAGIC M-66(藤井菜摘)

BLACK MAGIC M-66 藤井菜摘

BLACK MAGIC M-66というアニメを見ました。1987年に製作されたもので、近年では攻殻機動隊の原作者で知られる士郎正宗さんが脚本、監督、絵コンテを努めたアニメです。原作の漫画もあるようですが、それは読んだ事はありません。

機械と人間が合わさったような見た目の女の子について調べていて。漠然とそういうキャラクターにどういったものがあるのか見たかったのだけど、どう検索していいかわからなくて、名前のわかるキャラクターから検索していました。すると、そういうキャラクターについてなんとなく呼び名のようなものがあるらしいことがわかりました。ロボ娘、機械っ娘、メカ少女などなど。メカ少女についてはウィキペディアの項目もあって、その種別にはガイノイドとかサイボーグとか巨大ロボの女性型のものも含まれていました。で、その種別のガイノイドの例として具体的なキャラクター名の一つとしてM66の名前が上がっていました。

このことについて調べ始めてから、何かすっごく昔の記憶をこちょこちょされる感覚がずっとあって。こういうキャラクターが出てくるアニメだかゲームだかで昔すごい怖い思いをしたような気がするのです。で、BLACK MAGIC M-66について検索して出てきた画像で少しその記憶が具体的になりました。けど、ぴったりこれだーってほどには記憶は合致しませんでした。気になったので、動画で全編見てみたのですが、どうもばっちりは合わさらなくて。全体的には見た覚えはないのだけど、部分的にはなんか見たような気はします。M66が収納されていたケースとか、M66の動きとか、エレベーターでの緊迫のシーンとか。調べると『アニメだいすき!』でも放映されていたようなので、見ている可能性は高いです。

子供の頃の記憶で、特別に怖かった記憶というのがいくつかあります。凄く怖いというのではなくて、印象に残っているという意味での特別です。お化け屋敷で怖かったとか、そういうわかりやすい怖さでなくて、不気味な怖さというか。今回引っ張り出された記憶はそういうもので、なんか女性型ロボットのようなものに追いつめられる映像でした。そのロボットの無表情さと動きが怖かったというのが印象的で、それはM66のそれと近いように思います。

けれど、今回通しで見てみて全然怖くはなかったんです。なんだろ。違う記憶と混ざってるんでしょうか、それとも大人になってしまったからでしょうか。今回呼び起こされたような、「なんだかわからない不気味な感じ」って子供の頃特有の記憶なんでしょうか。そういう記憶が近々では無いなと思うのです。そして、そういう記憶をぶり返されるのが好きです。

そんなふうに出会ったこのアニメなのですが、とても良かったです。アニメーションが良かったです。M66の動きがよくできていて。格闘シーンはジャッキーチェンを思い出しました。あと、80年代くらいに描かれた未来とかが好きなのでそれも良かったです。Youtubeなどで見られるので、興味がある人は見てみるといいと思います。通しで見てもそんなに長くなかったです。

あと、まだこの記憶がこのアニメについての記憶なのか曖昧なので、BLACK MAGIC M-66的な何かに覚えのある方、ご一報ください。


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