よそみ余所見

余所見は、見たり聴いたりした事と、それについて考えた事などを書くウェブサイトと紙の雑誌です。

第1号(249版)
2017年10月19日 16時40分33秒 発行

定点観測メモ/梅田哲也 

掲載日:2010-09-13 23:08:37

【定点観測メモ/梅田哲也】旧神戸生糸検査所(ひろゆりか)

定点観測メモは、ある期間のあいだ、あるひとつの人やできごとを追って、そこで起こるできごとについて定点観測的に考える企画です。
ここに集まったテキストやその他の記録は、観測期間の終了後に再編集を行い、まとめられる予定です。
定点観測メモ第一回は、2010年7月1日から12月31日にかけて、梅田哲也さんを観察しました。

旧神戸生糸検査所 ひろゆりか

2010年9月4日16時から旧神戸生糸検査所で梅田さんのパフォーマンスがあると聞いて向かう。情報がほとんどなく、あるのは、梅田さんのHPの情報のみ。そこにある「※公開されている情報が見当たりませんが、我々は確実に赴くのでイベントはおこなわれるでしょう」という記述をたよりに16時少し前にたどり着く。

趣のある近代建築である検査所内を散策していると、ところどころでゲームやアニメのコスプレイヤーたちの撮影会に遭遇し、面食らう。どうやら【堀尾貞治+現場芸術集団「空気」 あたりまえのこと「同時空間四角連動」】という展示のパフォーマンス企画として、毎日16時から「何か」やるらしい。しかし、15分ほど所内を散策するも、肝心の会場が見つからない。どうしよう…と途方にくれかけたところで、梅田さんに入り口でばったり会う。入ってすぐの部屋が会場だった。他にも何人かがさまよっている。
やはりサインがない!ということで、その場でサインを制作、設置し始める出演者たち。




30人くらいの観客。
おなじみな人はすでに会場に来ているが、何人かは私と同じくさまよっていた模様。

坂出さんのサンポールを使ったパフォーマンス。


続いて、梅田さんのパフォーマンス。
実は、梅田さんのパフォーマンスを見るのは始めてだ。箒や缶、洗濯ばさみにタオル、おなじみの風船なんかが次々と現れ、淡々と始まる。



余談だけど、このボウルを貼り合わせたボール、てっきり梅田さんが使うものだと思っていたら。このあとの別の方の「はしっこからはしっこまで蹴りながら行って帰ってくる」というパフォーマンスに使われたものでした。








堀尾さんパフォーマンス。
最後には、たわしが動き出す。


このあと、場所を変えて「空気」の方々のパフォーマンス。変わらないこと、変わらないでいることの強さとおかしみを感じる。楽しい。




画用紙のビニール袋で作られた即席案内板。ビニールなので、中に空気が入り、風にはためく、まさに「空気」の案内板。

ノリノリだけど礼儀正しいコスプレイヤーさん達に「さっき何やってたんですか??」と声をかけられ、言葉に窮して「大人が子供みたいに楽しく遊ぶパフォーマンスライブ」と応えてしまった。
帰り際にも所内をもう一度散策してみたのだけど、やはり、どういう構造なのかいまいちつかめない。大きい。ところどころがアトリエになっている。これからここで何かするらしいという噂を聞いている。

それにしても、9月に入ったというのに、めちゃくちゃ蒸し暑い一日で、会場にいた全員のTシャツがぐっしょりだったことが一番記憶に残っている。












余所見